ゲームには、プレイするだけでプログラミング思考能力や論理的思考能力を育てられるゲームがいくつかあります。
今回おすすめしたいのが、“スーパーマリオメーカー2”というゲームです。
スーパーマリオメーカー2で、論理的思考能力を鍛えよう
スーパーマリオメーカーとは任天堂が発売しているゲームです。
1弾目は2015年9月10日にWiiUのソフトとして発売されました。
2016年の12月1日には3DS版も発売されています。
そして、今回紹介するスーパーマリオメーカー2は2019年6月28日に、ニンテンドーswitchのソフトとして販売開始されました。価格は希望小売価格6,980円(税抜)です。

スーパーマリオメーカー2って、どんなことができるの?
スーパーマリオメーカーとは、スーパーマリオのコースを自由に作成することができるゲームです。
任天堂が作成したコースが100種類以上収録されている「ストーリーモード」や、最大4人で楽しめる協力プレイや対戦モード、2人で協力してステージを作るモードなどといった旧作のマリオメーカーにはなかった新しい機能がいくつか盛り込まれています。
自分でステージを作成するほかに、他の人が作成したステージをプレイすることができます。
オンラインに接続があれば、次々と他の人が作成したコースがアップデートされるので、このソフトが1つあれば長く遊ぶことができます。
また、人気のYouTuberがマリオメーカー2のプレイ動画の実況を配信していたり、実際に作ったコースを紹介していたりするので、より人気がでてきています。
クリアするのが非常に難しいコースや、音符ブロックやアイテムを使って音楽が奏でられるように工夫されたコースなどもどんどん作成されているので、比較的飽きずに楽しむことができます。
スーパーマリオメーカー2で鍛えられる能力とは? 【評価】
プログラミング思考能力…自分の意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要になり、組み合わせ方をどのように改善していけばより意図している行動に近づけるかを論理的に考えていく力のこと。
このゲームはアイテムや敵を任意の位置に設置することができるので、プログラミング的要素をもっています。
たとえば、亀の甲羅でスイッチを押すなどというようなギミックを仕掛けるときに少しでも位置がずれると、仕掛けが発動しないことがあります。
自分で考え、何度も改善することでプログラミング思考能力が身に付きます。
論理的思考能力…複雑な物事を整理・分析して因果関係を解きほぐして、結論までの道筋を順序立ててわかりやすく説明すること。
コースが完成したはいいけど、自分でクリアすることができない場合、その作品をアップロードすることができません。
クリアチェックを行う際に、クリアできない原因は何なのだろうかと順を追って整理・分析をし、道筋立てて一つずつ検証していくことになります。
アイテムや敵の配置をする位置など「ここを○○すると××になる」を繰り返すことにより、論理的思考能力を高めるトレーニングにもなります。
問題解決能力…起こっている問題を分析して問題の原因を可能な限り洗い出して、解決策を考え、問題を解決に導くための能力。
例えば、アイテムをとることができない、敵の動きがおかしくなってしまう。など問題が起こったら、原因を洗い出し、1マス単位でコマンドを修正する必要が出てきます。
自分で実際に考えて実践してみることにより、問題解決のセンスが養われていきます。
発想力…どういうコースを作りたい、こんな仕掛けを作りたいなど最初はなかなか難しいかもしれません。ほかの人が作ったコースをたくさんプレイしてみることで、自分にしか思いつかないような仕掛けなどが発想できるようになるかと思います。
また、自分でクリアができない場合、その仕掛けや罠にこだわることなく、クリアできるためにはどう改善したらよいのかほかの方法に変えてみるなど、発想の転換も必要になってきます。
思いやり…こちらは協力プレイの場合ですが、全員で息をそろえて行動しないと失敗してしまったりすることがあるので、何度かプレイしていくうちに他人の動きを観察して譲り合うようになったりなど思いやりを育むことも期待できます。
粘り強さ…他の人が作ったコースをやる場合、クリア率が表示されており、より難しいコースに挑戦しクリアをすることで達成感を味わい、困難なことへ諦めずに立ち向かう粘り強さが身に付く期待もできます。


このような画面で、敵やアイテムを選び、
任意のマスに設置することができるよ。

クリックするだけでできるなら簡単そう!
ただ遊ぶだけではなく、意識して声掛けをしよう!
ただプレイするだけでは、無意識で終わってしまう恐れがあるので
子どもに積極的に
・どんなコースを作ったのか
・どんな点を苦労してどう解決したか
・どういうこだわりがあるか
などたくさん質問をするようにしてください。
そして、褒められることにより達成感を味わい、もっとすごいコースを作りたいとチャレンジするようになる効果も期待できます。
子どもが作ったコースを一緒にやってみたり、コースの作り方を教えてもらったりするとよりよいコミュニケーションが取れると思うので、ぜひやってみてください。
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